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忍禁書外伝的日々妄想

基本ヤマカカで暴走モード。完全腐女子向け。
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『いつか白く塗りつぶして』(テンカカ)

ちらちらと視界に入り始めた雪が、暗部コートの肩や腕にとまっては溶けた。
ツーマンセルを組んでいるテンゾウが、憂鬱そうな仕草で空を見上げる。
俺たちは無言で帰還の足を速めた。任務終了後まで、無駄に寒い思いをする必要はない。
森を抜け平地に出た時、そこは一面の銀世界だった。
数字にすればたった数センチ積もっただけだろうが、まだ誰にも踏み荒らされていない雪原は、束の間、目を白く灼いた。
俺もテンゾウも普段からそう饒舌な方ではないが、いつもにも増して会話がないのは、きっと、天から惜しみなく降り注ぐ雪のせいだ。
さくさくと音を立てて、すべてを白く塗りつぶしていく。
そう、ずっと黙ったままでいるテンゾウの瞳が、今でない過去を思い出して遠くなっているのを俺は見逃さなかった。
あの時、確かに雪が降っていた。
惨殺されたくのいちの血に濡れた長い黒髪は、優しくも残酷な雪によって隠され、存在をただの白い塊りに変えつつあった。
痛みの表情を堪えていたテンゾウは、今も雪が降る度に彼女を思い出しているのだろう。
あれは、本来テンゾウが請け負うはずの任務だった。
誰が悪いわけじゃない。ただ、運と巡り会わせが悪かっただけだ。そう割り切るには、結果が最悪なものになりすぎていたが、では、果たしてテンゾウは、降雪の音を聞いた時以外にも彼女を思い出しているだろうか、と。
木の葉では滅多に雪は積もらない。
まだ頬に幼さを残していたテンゾウが、里外で雪の降るのを見上げて、無邪気に喜んでいたのを思い出す。
言葉もないまま帰還を急ぐ俺たちの頭上からは、止む様子のない雪が絶え間なく降り注ぐ。
俺は、もしその瞬間が任務中に訪れるのならば、テンゾウの目の前で死にたいと、馬鹿げた事を何故か思った。
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掃除の合間にフォルダ整理

必要最小限の物で暮らしたいという野望とは裏腹な部屋になってしまうのと同様に、ブラウザのブクマも追加する時はうはうはなんですが、削除ってなかなかできない性分です。

読むかもしれない。
使うかもしれない。
必要になるかもしれない。

何という罠に満ちた非効率的な言葉であることか…!
考えてみたら、日常的に利用しているサイト以外は検索してさっと移動することが多いので、分類分けして整理しててもあんまり意味がないような(地味にショック)。
もう、フォルダーごと消してしまおう、なんて思いつつ、何故かそれが難しい。使ってないのにね。次にその情報が必要になる時は絶対また検索しまくるんだ意味がないんだ無駄なんだ、と理論で感情を押さえ込んで本当に無駄なものだけ消し消し(パソコン系とゲーム攻略系、デジタル物関連のサイトが多かった)。

でも、二次創作系のサイトは消せないですね…。
テンカカのように歩き慣れたCPなら例えブクマが全部消えてしまっても復旧は容易ですが、詳しくないジャンルやCPだと、ここで消してしまったらきっと二度とこのサイトさんとは出会えないだろうという予感というよりは確信が…。
さらには昔好きだったCPなんか当時通ってたサイトさんしか入ってないので、実に9割以上が更新停止状態なんですが、これがなかなか…(しかし馬鹿笑いしたくなるほど膨大な量…)。

もう、パソコンの履歴のみならずブクマは相当危険な個人情報だと思うのですが、『資料』なんて銘打ったフォルダの中なんて、親兄弟友人の類に見られたら死ねる…。都合の悪いものはかなり階層を深くしてはあるんですが、「あ、ちょっとメール確認させて~」の一言がどれだけ恐ろしいことか!
何でこう、ゲイ関係とか拷問(!)とか性(主に穴ル系・道具)とか暗殺や忍び関連の資料を集めるだけ集めてるのに、活用できてないのかな自分。人に見られるかもしれない危険を冒しながら何やってんだー。
パソコンの中だけじゃなく外もやばいしね。同人誌だけじゃなくて、ブックカバーの外せない新書たちがごろごろ…。
物減ったらそういうの見つかるリスク高まるじゃん。やっべ。

クリスマス中止のお知らせ

自由になるのは自分のサイト内だけなので、世のドウテイ達のためにクリスマス中止にしておきます。
って、ホモサイトのくせにな!
援護射撃になるどころか、屈辱と恐怖の危険地帯(ウホッいらっしゃい)。

最近は妙に記念日頑張ってましたが、お題とか記念日SSっていうのを書くのが苦手で。
発想が貧困というか、なかなかいい話が浮かばないんですよ。
忍びの里でクリスマスって言うのも違和感バリバリですが、テンカカだとそろってお休みか、またはそろって任務っていうイメージあります。
そうそう、クリスマスの後の元旦やらお正月、これもうちのサイトではスルーの方向で…(不甲斐ない)。

今年のうちに今年のmemo内SSSはサイトに収納しておかないといけないですね。
うう。来年こそもっとちゃんとした更新ができますように…。
ちょっと水面下でごそごそしてきます。

そして最近の妄想は、マカオのカジノでプロギャンブラーカカシと素人ヤマトがポーカー勝負してアレコレでした。
アカギなみに強いカカシに言うまでもなくテンゾウはぼろ負けです(血は賭けてないけど、貞操は賭けた←!)。しかもカカシは勝負師として非日常的な場を好むくせに、きちんと地に足をつけた生活を維持できるという、相反した性質を律することのできるプロギャンブラーとしては稀有な能力を持っている男。そこがカカシがカカシたる所以(というか決定的にアカギと違う面)ってな話が書きたいんだけど、いろいろと難しすぎる…。
上のカジノの話も含めて、最近は無慈悲なほどに強い先輩がマイブーム。

文章サイトバトン!

面白そうなのでキャッチしてきました。
長いのでたたんでおきます(濃ゆいよ!)。

アッーやっぱり煩悩なしじゃいられなかったよ

今日は『死んだと思われていたテンゾウが還ってきた』設定(暗部時代)でニヤニヤしてました。
夜中にベッドの中で目を閉じないまま死んだフリしている先輩とか、テンゾウが生きて還ってきた現実が恐ろしくて「もう、お前とは寝ない」と拒否する先輩とかハァハァ。

「ああ。先輩は僕が死んだらやっと安心して『好きだった』とか言える卑怯者ですもんね」

優しい声でばっさりと罵るといいよテンゾウ(昔似たようなセリフを萌え語りで書いたよ。どんだけ好きだこのセリフ)。
喪失の痛みに臆病であると同時に、むしろ失ってしまえばもう恐いことはなかったのにね先輩は。
しかし一度『大切だった』と認めてしまったものはしょうがない。
その時にテンゾウは先輩の中で殿堂入りしたという、テンカカ的に都合のいい妄想でした。

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