ヤマカカとテンカカではそこに数年の時間の経過があるので、その間別れていたり、逆につきあいつづけていたり、それに性格にも年齢による違いが出てきたりするので、かなり妄想しがいのあるカップリングだと思っています。
基本的にあまり子供世代に興味がないので、読むのはともかく書くのはちょっと無理だろう、と思ってたんですが、だからテンカカって私にとっては微妙な世代なんですよね。
なにせテンカカにはアレがある。
えろは私の場合バリエーションをつけられないのでもともと苦手なんですが、テンカカだと結構重要じゃないですか? お互い初めてでどきどきのハツタイケンってやつが…。←いや、あくまで個人的見解です(笑)
別CPの話で申し訳ないんですが、私がカカイルでその手のシーン書けそうかなと思ったのは、彼らはもういい大人でそれぞれそれなりの人生経験つんでるから詳細な描写を省いてもいいところあるんですよね。
身も心も成熟してるし、初々しさを超えた何かの部分を書ける。
でもテンカカだとそうはいかない。仔カカイルと同じで、初めてだけにかなり重要じゃないですか。関係の変化を語るのに詳細な描写が必要になってくるというか、あった方がいいと思うんですよね。だって初めてだから。←こだわってる(笑)
萌えるかどうかは置いといて、私的には最初はカカシは痛がるといいです。(す、すいません。ここからヘンタイトーク炸裂です…)
若いし好奇心もあるしテンゾウのことは気に入ってるし、だから何気に積極的に突入したカカシだったんですが、相手(テンゾウ)も初めてだったこともあってとにかく痛い。
まさか、こんなはずじゃ…。
と思って二度目も(今度はきっと気持ちよくなるでしょ)と軽く考えて突入して、やっぱり痛い!アリエナイ!ってことになるとカワイイです。
それで二度あったことが三度目に変わるとはとても思えなくて、急に消極的になっちゃったりね。
「……え。するの。どうしてもしたいの?テンゾウ」
なんて言われたら、そりゃ傷つくよねー、テンゾウ。もう少し年齢いってたらタチアガレナイ病気になっちゃうよ。でも若いからキモチの繊細さよりカラダの情熱の方が勝ってるから大丈夫だったみたいな。←?
とにかく逃げ腰のカカシにショックを受けるテンゾウ。
「い、イヤなら…いいです…」
なんて惚れた弱みで強く出られないといい。うつむいちゃったりしてね。カーワイイなぁテンゾウ。まだ十代だから、Sっ気には完全に目覚めてないんですよ、きっと。
まぁ、その後はちゅーとかさわりっこからまたはじめて徐々にスキルを上げていくといいんじゃないかと。
そしていつしかカカシもあんあんにアエぐように……って、何を真剣に語ってるんだオレは…!
とりあえずテンカカはハツタイケンが肝です。←むりやりシメた…
日々暗殺に明け暮れている(らしき)男たちの平均年齢は低い。
そのため必然的に独身の者が多いという事情もあって、彼らの大半は暗部独身寮に入れられている。
忍びとしても男としてもあらゆる面に向けて今が最も血気盛んな年頃の彼らのこと。任務だけでは滾る血を抑えきれず、寮内は時として修羅場と化す。
それは動物的本能を刺激する食事時に、特に顕著だ。
『ごめんね、すなっおじゃなくって』
「なくってー!」
『夢の中なら、言えっる』
「言えっるー!」
食事の時間は特殊な訓練のある日以外は、きっかり7時から一時間。ちょうどその時間帯に再放送されているアニメを見ながら、彼らは壊れる。
『月影様に代わって、お仕置きいたす!』
「お仕置きー」
「お仕置きー!」
「成敗いたす!」
「お仕置きー!」
常に発散していないと、ありあまるエネルギーを消費しきれないのだろう。
その中でテンゾウはあまり表情を変えないままもぐもぐと口を動かしていた。しかし目線はしっかりテレビに釘付けになっている。
画面に主人公の使い魔の黒い猫が現れた。
「テンゾー!」
「テンゾウキター!」
「テ・ン・ゾ!」
「テ・ン・ゾ!」
「……」
テンゾウとその猫が似ていると言う仲間たちは、大喜びでテンゾウコールを繰り返している。
いつものことなので特に動じず食事を続けるテンゾウの頭には、いつの間にか黒い猫耳まで装着されている。
彼らの暴走は拷問部出身の寮長でさえ容易には抑えきれない。
毎日が修羅場の食堂に、任務帰りのカカシが入ってきた。
「もー。皆、テンゾウのことおもちゃにするのやめなよ」
「あっ、カカシさん。今、俺がサンマ定食をお持ちします!」
「カカシさん。こちらに席空いてます!」
「お疲れ様です。カカシさん」
「ああっ! カカシさんが出たー!」
「ヘンシーン! お仕置きー!」
「お仕置きー!」
「カカシさーん。お仕置きしてー!」
「きゃー!」
「…もう、ばっかじゃないの」
クールな振る舞いがカカシに似ているという美少女の変身シーンに合わせて、暗部の男たちはポーズを決めたり歌ったり大騒ぎしている。
無表情だったテンゾウは、チラリとカカシを盗み見てから、さっとうつむいて顔を隠した。
* * * *
単にお馬鹿な暗部と少年テンゾウが書きたかっただけです…。元ネタのあにめは、見たことないのでよく知りません…。