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忍禁書外伝的日々妄想

基本ヤマカカで暴走モード。完全腐女子向け。
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『今はテンゾウじゃなくて、ヤマトでお願いします』

やっている人さえ忘れた頃にやってきました。ヤマトの名言シリーズをお題に妄想SS第三段!
うーん。絵が描けたら確実に四コマシリーズです(ちぇっ)。
今回のお題はコレ!

『今はテンゾウじゃなくて、ヤマトでお願いします』

別名『その名は呼ばないで』
まずは軽くシリアス編~。

* * *
あの頃の、一途に殺戮を繰り返していた先輩の後ろ姿は、こんなにも穏やかなものではなかった。
見慣れた暗部服ではなく互いに上忍服を着て、まだ幼いともいえる部下の修行につきあっている、見ようによっては滑稽な光景。
一突きで己の命を脅かすものを排除する気構え、方法ではなく、技を、術を、生み出すのだと。
あの写輪眼のカカシが、そしてボクの下で喘いでいたアナタが、すり抜けた男の横で、今のんびりとそんな部下の修行を見つめている。
「テンゾウ」
「…今はテンゾウじゃなくて、ヤマトです」
極めて事務的に、冷たくさえ返した言葉に、彼が動じた様子はない。
…テンゾウ。……テンゾウ…。
限りなく甘美で、同時にこの上なく残酷な空耳は、既に過ぎ去った日々のものでしかない。
「テンゾウ」
「…ヤマトです」
頑なに本名を呼ばれる事を拒絶するボクの隣で、アナタは変わらず平然としていた。
思い知らされる現実。わかっている。これがボクの独り相撲だってことは。でも。
ボクのものにならないなら、その名は呼ばないでください。先輩。
* * *
ううーん(汗)。もっとオイシイ書き方もありそうなので、これはまたリベンジということで。
さらにこれまた軽くギャグ編。
* * *
「テンゾウ」
「今はテンゾウじゃなくて、ヤマトでお願いしますって言ってるでしょ先輩」
「んー。なんで? 俺はヤマトよりテンゾのほうがテンゾウらしくて好きよ?」
「…わかっていて言ってるでしょう」
「テンゾウのよさがわからない奴らには、言わせとけばいいじゃないの」
「つまり、暗部時代に陰でとやかく言われていたことを知ってるんですね? 先輩」
「もー。そんなに恥ずかしがることないじゃないの。俺が好きならそれでいいの」
「…せっかく今は『ヤマト』なんですから、ナルトやサクラには知られたくないです」
「テンゾウが今時名前に『ゾウ』がつくおじいさんぽい本名だってこと?」
「だから、わかってて言ってるでしょう先輩」
「もう、俺が好きなんだから、いいって言ってるじゃないの」
* * *
さり気にラブラブ(当サイト比)。
私も初めて知った時は「テンゾウ!? えーそんなダサ名はヤダァ!」と思ったのですが(笑)、今はヤマトよりテンゾウが好きよー。
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