もともと自分は原作の世界観に惚れたというよりはキャラクター萌えに大きく比重が傾いているので、原作補完の意味合いよりも、この状況や関係性に彼らはどういう反応するかということに創作としての興味があります(『無責任にシチュエーション萌えしている』と罵られても甘んじて受けるしかないなという自覚はありますよ、うん…)。
だからパラレルも、あのキャラクターがもしこういう世界で生活していたら…という意味で全く許容範囲です、というか萌えます(外国語や方言使ってても全然OK)。
女体化も似た理由で全然オッケー(そしてカカシの場合は精神の乙女化もあんまり気にならんのよね…嫌いな人がもうそりゃあもう嫌で嫌でたまらんって言うのも理解できますが)。
仔についても、自分の場合最初から子供のキャラに萌えるというわけではなくて、好きなあのキャラが仔だったらというところに萌えるわけで…特殊設定萌えの多くはノーマルな原作ありき(男・忍び・大人)からきています。
で、最近は黒テンとかひどテンにキャーキャー言ってるんですが、これも突き詰めたらやっぱり根底に「ギャップ萌え」というのがあるのかなあと。
カカシとヤマトだったら、もともとが後輩が「偉大な先輩」と言ってところどころすごく「先輩先輩」といった感じで好意に溢れている感じですし、まぁ、逆にあれがものすごい揶揄というか嫌味ともとれないこともないですけど、素直にとればBL的にはテン←カカですよね。
もともとカカシというキャラクターが全てを超越していて、魅力に溢れ、間違っても後輩に片想いなんてしなさそう…というか、とにかくそういうのは似合わなそうですよ。惚れられて当然、惚れられる立場!みたいな。
でも、それが実は下克上で、後輩が先輩を組み敷いている。
先輩が後輩に片想いしている。
従順そうな後輩が、先輩に酷い言葉を平気で言う。
そのギャップにうおおお!とキます。
でも、自分の中でスタンダードというか、テンカカにどっぷりはまってしまった理由が「後輩の愛情の上に胡坐をかいて調子に乗る」=「カカシがすごく満たされて幸せそう(でこちらまで嬉しくなる)」というところにありますので、そこの基本ありきのギャップ萌えかなあと。
ちなみに死に別れでどちらかが残されるならテンゾウの方を選びます。今や逆転してカカシよりもテンゾウスキーではあるんですが、カカシに辛い思いさせるのは本当に忍びないので(バッドエンド苦手なヘタレです…)。
あと、初期のテンカカは圧倒的にテン→カカが多かったので、テン←カカに飢えていたのと、(テンカカ黎明期だから何でも嬉しかったけど、『テンカカ』表記をしておきながらの)テン→カカ△△みたいな永遠の絶望的な片思い(+人を人と思わないような傍若無人すぎるカカシの振る舞い)の当て馬的構図が辛くて、(カカシはいくら後輩の想いを受け入れられなくてもそんな酷い事しないし、)カカシだってテンゾウのこと好きなんだよー!そう信じさせて…!(嗚咽)みたいな心の動きはあったと思います。
なんだかまとまりないですが、「ギャップ萌え」というのが自分のテンカカ萌えの根底にあるんじゃないのかなあという呟きでした(あ、あと、愛憎劇も好き…)。
無題
とうわさーん