とにかく、カカシはんがかわいくみだらに誘うので。
慎重なこのボクが、滅多に出さない暴れン棒をしこしこ準備して。
乗っかってみたら……。
「え!?」
オスやった。
信じられへんけど、オスやった。
びっくりして。
ホンマにもう、びっくりして。
感情に正直なナニがしおしおしていくのもオノレの意思では止められなかったけど、それより何よりホンマにショックで。
固まっとったら、ボクに組み敷かれとるカカシはんが、傷ついた瞳で振り返って、
「俺のこと『好きだ』って言ったくせに……ウソツキ……」
って、泣きそうな声で、言うから。
言うから……。
ボクはその時、オノレの心臓がキューン! と鳴る音を聞いてしもた。
しかも、反応したのは心だけやないちうわけや。高嶺の花やったカカシはんのこないな意外な表情を見てしまって、ズキューン! と即物的な興奮が股間のど真ん中を直撃したちうわけや。
ボクは観念したちうわけや。それで、オノレの感情に正直になることにしたちうわけや。
「ウソやないや。大好きや。ただ、ボク、あんさんのことオスだと思ってなかったから……。ごめんね。カカシはん」
「やだぁ。もう触りまへんでよ。このウソツキぃ」
耳も尻尾も垂れてしもたカカシはんは、ボクを突っぱねるか拗ねて甘えるか迷っとったようやけど、ペロペロと体をなめてあげたら、おとなしくなりよった。
確かにオスはオスなんやけど。
よく見たら、ふさふさに毛の生えたふぐりが、すごくメンコイ。
なめちゃっても……ええよね、とやりたいようにやっとったら。
カカシはんはあんあん鳴くし、ボクはその声や痴態にやたら興奮するしで。
気がついたら。
オス同士なのに、交尾、成功してしもた。
ふさふさに毛の生えたふぐりが、すごくメンコイ
再びすみません
松本さんーー
ミヅキさーん!!