十代特有の何をも恐れない傲慢さでダークに輝くサスケ。
その目に映っているのはイタチ=うちは最高の天才のみか…。
回想シーンの入り方にうなりました。タイミングといい、台詞と状況のリンク具合といい、最高!
なんだろう。この迫力は。やっと作者の書きたいシーンにさしかかって、力入ってますか?
物語的に見た場合、この漫画でかなり上位に入る好きなシーンになったかもしれない。
呪印について等の細かい疑問点は、純粋に次回に期待することにします。
カカシがびびって動けなかった大蛇丸より強い(ただし本調子じゃないけど)というサスケ。
以前に「カカシもいるのか」と言ってましたが、あれはかつての師が「今」はどの程度なのか見定めたかったのかもしれないですね。
忍びとして常に(木ノ葉を)守る側に回ってきたカカシが、今のサスケと対峙した時に果たしてその人生の厚みで圧倒することができるのかどうか。
交わされる眼差しを想像するとぞくぞくしますが、少年漫画的に、または人類愛的に、守る側が真に強いというお決まりのキレイごとは、あのサスケには通じない気がします。
イタチのために、かなり人生を浪費したばかりか、その先も絶望的な状況。
ナルトがサスケを救済できるだけの経験を積むには、まだまだ。現実問題として、サクラがサスケの子を産んでやることぐらいしかしてやれることはなさそうな…。
仔大蛇○、か、かわいい…。
幸運と再生。両親の愛を求める寂しさが彼の狂気の根本とは…。忍びとは業が深いなぁ。巡る因果関係。忍びの里って、業が深い。